【レビュー】フェイマスグラウス|やさしい甘みと香ばしさ。毎日の一杯にちょうどいい“王道ブレンデッド”

フェイマスグラウス ボトル スコッチウイスキー

結論:フェイマスグラウスは、やさしい甘みと香ばしさのバランスがとてもいいブレンデッドスコッチです。ストレートではバニラ系の甘みとやわらかな果実感、ロックにするとほのかなスモークとビターさが顔を出し、ハイボールでは樽由来のビターな甘みと、ほんのりシェリーのようなニュアンスが心地よく広がります。2,000円前後という価格を考えると、かなり優秀な“デイリー用スコッチ”だと感じました。

基本情報

商品名フェイマスグラウス(The Famous Grouse)
分類ブレンデッドスコッチウイスキー
アルコール度数40%
容量700ml
価格帯1,800〜2,200円前後(実売)
生産国スコットランド
ボトラーThe Edrington Group(エドリントングループ)
特徴マッカランやハイランドパークなどのモルト原酒を使用

ブランドと背景

フェイマスグラウスは、スコットランドでは“国民的スコッチ”と言われるほど親しまれている定番のブレンデッドです。ラベルに描かれている鳥は「グラウス(雷鳥)」。1890年代から続く歴史あるブランドで、イギリス国内でも長く愛されています。

ポイントは「安いのに雑じゃない」ところ。ブレンデッドウイスキーはモルトとグレーンを混ぜたスタイルですが、フェイマスグラウスはそのモルト原酒にしっかりと個性のあるウイスキーが使われています。代表的なのが、マッカラン(リッチで華やか)やハイランドパーク(ほのかなスモークと香ばしさ)。

実際に飲んでみると、価格以上の丁寧さを感じます。最初にふわっと広がる香りからして、どこか上品で落ち着いた印象。モルトの香ばしさとバニラの甘みがうまく重なり合い、ゆっくり飲むほどにやさしくまとまっていくような味わいです。

派手さはないけれど、飲むたびに「やっぱりこれでいいな」と思える安心感がある。そんな“日常の一杯”として、つい手が伸びてしまうスコッチです。

製法と特徴

  • 複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブレンデッドスコッチ。
  • マッカランやハイランドパークなど、香りに厚みのあるモルト原酒を使用。
  • アルコール度数40%で飲み口はなめらか。
  • 甘み、ビターさ、樽の香り、ほのかなスモークが同居していて、どの飲み方でも破綻しない安定感。

全体のキャラクターは「まろやかな甘み」と「樽由来のほろ苦さ」。そこにほんのりスモーキーなニュアンスが加わります。飲み進めるほど、最初は甘み → だんだんビターと香ばしさ → 最後にふわっとスモーク、という順番で表情が出てくるタイプです。

安いから“薄い”ではなく、やさしいのにちゃんと味がある。毎日の一杯としてもちょうどいい落ち着き方をしています。一杯としてちょうどいい落ち着き方をしています。

テイスティングレビュー

実際に飲んで感じた味を、スタイルごとにまとめました。全体としては「飲みやすいけど物足りなくない」「ちょうどいいバランス型」という印象です。

ストレート|やさしい甘みとバニラ感

グラスに注いだ瞬間は、少しアルコール感はあるものの、その奥に軽い果実のニュアンス。青リンゴや洋梨を思わせる明るさがふわっと香ります。

口に含むと「思ったより甘い」と感じました。バニラっぽい丸い甘さ、キャラメルのようなコク。安いスコッチによくあるガツンとした刺激ではなく、舌の上でやわらかく広がるタイプです。

余韻はほんのりビターで、麦芽の香ばしさと軽い樽っぽい渋みが残ります。スモークは強くなく、ピートが苦手な方でも構えず飲める印象です。

  • 香り:少しアルコール感、やわらかな果実(リンゴ・洋梨系)
  • 味:意外としっかりした甘み、バニラのコク
  • 余韻:軽いビターと穏やかな香ばしさ
フェイマスグラウス ストレート

「クセが強いのは苦手。でも味気ないのも嫌」という人に、まずストレートで試してほしい飲みやすさです。

ロック|甘酸っぱさとビター、ほのかなスモーク

氷を入れると、香りが少し甘酸っぱく変化します。最初に感じるフルーティさがふわっと立って、ちょっと華やか。

味わいは引き締まって、ほんのりビターな印象が前に出ます。そこに、やさしいスモーキーさがほんの少し混ざる感じ。強いピートではなく、穏やかな燻香(くんこう)のニュアンスです。

冷やすことで甘みがベタつかず、夜にゆったり長く飲む一杯としてちょうどいい落ち着き方をします。

  • 香り:少し甘酸っぱいフルーティな立ち上がり
  • 味:引き締まった甘みと軽いビター感
  • 余韻:やさしいスモークと香ばしさが静かに残る
フェイマスグラウス ロック

テレビを見ながらゆっくり飲みたい“家のロックウイスキー”としてかなり優秀です。

ハイボール|樽香とビターな甘み。ほんのりシェリーっぽさ

炭酸で割ると、まず樽由来の香ばしさがふわっと広がります。口に含むとビターな甘みがありつつ、後味に「ちょっとシェリー樽っぽい?」と思うような甘いニュアンスが残ります。

スモーキーさは控えめで、香りに奥行きはあるのに飲み口は軽い。食中ハイボールにも合わせやすい味わいです。濃いめに作れば樽のビター感がグッと前にきて大人っぽく、炭酸強めで割れば1杯目の爽快なハイボールにもなれます。

  • 香り:樽の香ばしさ、ほのかな甘いニュアンス
  • 味:ビターな甘みと、ほんのりシェリーっぽい印象
  • 余韻:すっきりめ。クセが残らず飲みやすい
フェイマスグラウス ハイボール

「晩ごはんと一緒に飲めるハイボールがほしい」という人にはかなりおすすめです。

他銘柄との比較

銘柄タイプざっくり味の方向性おすすめの飲み方
フェイマスグラウスバランス型甘み・香ばしさ・軽いスモークのまとまりどれでも安定しておいしい
ティーチャーズ ハイランドクリームスモーキー型ピートとモルト感がしっかり。ちょいワイルドハイボール or ロック
グランツ トリプルウッド甘み型バニラ・トフィーのようなやわらかい甘さストレート寄り
ジョニーウォーカー レッドラベルドライ型ややスパイシーでキレのある後味ハイボール向き

フェイマスグラウスはまさに“真ん中”。甘すぎず、スモーキーすぎず、ドライすぎず。どれか一方向に振り切っていないので、「最初の1本どれ買えばいい?」と聞かれたときにすすめやすい、万能タイプです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者でも飲みやすい?

飲みやすいです。アルコールの角が強すぎず、バニラっぽい丸い甘みがあるので「スコッチ=キツい」というイメージの方でも入りやすい味わいです。ピート香も強くないので安心して試せます。

Q2. ハイボール向き?

かなり向いています。炭酸で樽の香ばしさとビターな甘みがほどよく広がり、ほんのりシェリーっぽい甘さが心地よい余韻になります。食事と合わせたい人には特におすすめです。

Q3. どんなおつまみが合う?

照り焼きチキン、焼き鳥のタレ、ハムカツ、ナポリタンなど「甘じょっぱい系」は相性抜群です。ロックならナッツやチョコ、ハイボールならチーズ・スモークナッツなどの塩気もよく合います。

まとめ・おすすめポイント

  • ストレートでは、ほんのり果実とバニラのような甘み。
  • ロックでは、甘酸っぱさからビター、やさしいスモークへと変化。
  • ハイボールでは、樽香とビターな甘み、そしてほんのりシェリー感。
  • 2,000円前後で買える、デイリー用のブレンデッドスコッチ。
  • クセが強すぎないので、毎日の一杯として飽きずに付き合える。

総評:フェイマスグラウスは、“ちゃんと美味しいのに気取らない”大定番スコッチです。スコッチをこれから楽しみたい方の最初の1本にも、すでにハイボールが好きな人の晩酌ボトルにも、自信を持っておすすめできます。

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※本記事は筆者の主観に基づくレビューです。未成年の飲酒・飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は適量で。

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