【レビュー】ティーチャーズハイランドクリーム｜スモーキーで香ばしい

世界中で愛されるブレンデッドスコッチ「ティーチャーズハイランドクリーム」。日本のスーパーや酒屋でもよく見かける一本です。スモーキーで香ばしく、しっかりとしたコクがありながら飲みやすいバランスが魅力。

基本情報

メーカー	ウィリアム・ティーチャーズ＆サンズ（現：ビームサントリー傘下）
カテゴリー	ブレンデッドスコッチウイスキー
アルコール度数	40％
容量／価格	700ml前後、実売1,200〜1,500円前後（2025年現在）
入手しやすさ	全国のスーパー・酒販店・ネット通販で安定して入手可能
味のキーワード	スモーキー／香ばしい／コク／飲みやすい

※価格や流通は地域・時期で変わります。目安としてご覧ください。

ティーチャーズの歴史は1830年、スコットランド・グラスゴーでウィリアム・ティーチャー氏が創業した酒商に始まります。創業当初から「高品質のモルトウイスキーをふんだんに使う」ことにこだわり、現在までロングセラーとして世界各国で親しまれてきました。

名前の「ハイランドクリーム」は、モルトの豊かな香味とクリーミーな口当たりを表現したもの。派手さよりも“毎日飲める良さ”に軸足を置くブレンデッドとして、家庭でもバーでも定番の一本です。

ティーチャーズは、複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブレンデッドスコッチ。中でもキーモルトのアードモア蒸溜所のヘビーピート原酒が、しっかりとしたスモーキーさと香ばしさの骨格を作ります。

モルト比率は約45％と高めとされ（複数の専門サイトが言及）、モルティな香味がはっきり感じられるのが特徴。スモークの奥に麦芽の甘みがあり、飲みやすさと飲みごたえのちょうど真ん中を狙った設計です。

ひとことで：「スモーク×香ばしさ×モルト感」。英国らしい骨太さと日常使いのしやすさを両立。

ピートと麦芽がしっかり感じられ、スコッチらしい力強さ。ゆっくり味わう夜にぴったりです。

スモークは軽やかになり、香ばしさが後味を引き締めます。油分の多い料理とも好相性。

二段階で表情が変わるのが楽しい飲み方。のんびり過ごす夜に。

脂っこい料理と合わせると相性抜群です。

同じブレンデッドスコッチでも、それぞれ個性ははっきりしています。ジョニーウォーカーブラックラベルは華やかで甘く、フェイマスグラウスは軽めでフルーティ。ティーチャーズはその中間より少しスモーキー寄りの個性派です。

“しっかりスモーク”を求めるならティーチャーズ、“華やかさ”ならジョニ黒、“軽快さ”ならグラウス——そんなふうに気分や料理に合わせて選ぶと、スコッチの世界がもっと楽しくなります。

初心者でも飲みやすい？

スモーキーさがしっかりあるため、最初はハイボールからがおすすめ。慣れてきたらストレートやロックに挑戦を。

どこで買える？

全国のスーパー・酒販店、主要ネット通販で入手しやすい定番銘柄です。

保存のコツは？

直射日光と高温多湿を避け、立てて保管。開封後は半年以内を目安に楽しむと香りが保てます。

「スモーキーで香ばしいけれど飲みやすい」——それがティーチャーズの魅力。普段の晩酌からアウトドアまで、頼れる相棒になってくれます。

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