【レビュー】サントリー角瓶｜バニラ香るすっきり系ハイボールの定番

「角ハイボール」でおなじみ、サントリーのロングセラーブレンデッド。スーパーやコンビニでいつでも買える手軽さと、2,000円前後という買いやすい価格で、家飲みでも外でも“定番の安心感”があります。この記事では、角瓶をあらためて飲み比べ、香り・味わい・おすすめの飲み方を実体験をもとにまとめました。

基本情報
ブランドと背景
製法と特徴
テイスティングレビュー
他銘柄との比較と選び方の目安
よくある質問（Q&A）
まとめ｜おすすめポイント
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基本情報

商品名	サントリーウイスキー角瓶
メーカー	サントリー
タイプ	ブレンデッドウイスキー
アルコール度数	40％
容量／価格	700ml／希望小売価格 1,610円（税込）前後
味のキーワード	すっきり・バニラ香・ハイボール向き・食中酒

ブランドと背景

角瓶は1937年に誕生し、日本のウイスキー文化を築いた1本。創業者・鳥井信治郎が「日本人の味覚に合うウイスキーを」と試行錯誤を重ね、完成させたブレンデッドです。戦後の居酒屋文化とともに広まり、今では“日本のウイスキーといえば角瓶”といわれるほどの存在に。ラベルの六角形（角）は「和の調和」を象徴し、どんな料理にもすっと馴染む味を体現しています。子どものころ家の食卓にあった懐かしいボトルも、今は家飲みの定番へ。時代を超えて愛され続ける理由が、飲むたびにわかります。

製法と特徴

角瓶は、山崎や白州のモルト原酒を一部使用し、グレーン原酒と絶妙なバランスでブレンドされた一本。グラスに注いだ瞬間にふわっと広がるのは、甘くやさしいバニラ香。これは樽由来の甘みと、丁寧なブレンド技術が生む“サントリーらしさ”の象徴です。口に含むと軽やかでスムーズ、すっと引く後味に品があります。ウイスキーに慣れていない人でも飲みやすく、ハイボールにすれば香りが立ち、炭酸の泡と一緒に甘みがほどけていくよう。まさに「日常の一杯にちょうどいい」バランス。バニラ香 × すっきり軽快 × 食事に寄り添う——気取らず楽しめる“日本の定番”です。

テイスティングレビュー

実際に飲んで感じた印象を、スタイルごとにまとめました。全体を通して“軽やかでバニラ香が印象的”。ウイスキーらしい深みを残しながらも飲みやすく、どの飲み方でもすっきりと楽しめます。ストレートは甘くまろやか、ロックはキレが増して上品に、ハイボールは香りが一気に華やぎます。

ストレート｜やさしいバニラ香と軽やかな甘み

静かな時間に香りを楽しむならストレート。グラスを近づけると、バニラや蜂蜜のような甘い香りがやさしく立ち上がり、角瓶らしい軽やかさが広がります。口当たりはソフトで、後味はすっきりクリーン。クセが少なく、初心者にもおすすめできる穏やかなバランスです。

香り：バニラ、はちみつ、軽い樽香
味：やわらかく軽快な甘み、スムーズな口当たり
余韻：短めでクリーン、ほんのり甘さが残る

👉 「やさしい香りと軽やかさをゆっくり楽しみたい方」におすすめ。

ロック｜冷えて引き締まる甘みと上品なキレ

氷を加えると、アルコールの角が取れ、香りが穏やかに。冷たさの中から、ほんのりバニラとトーストのような香ばしさが顔を出します。口に含むと甘みとキレが共存し、時間の経過でウッディさがほんのり浮かび上がります。軽やかで飲み飽きしない、食後にもぴったりの味わいです。

香り：穏やかなバニラ、軽いトースト、ウッディ
味：冷却でキレが増し、甘みがすっきりと引き立つ
余韻：さらっとドライでクリーン。軽やかな心地よさ

👉 「ほどよい甘みと清涼感を楽しみたい方」におすすめ。

ハイボール｜甘く香り高く、爽快な飲み心地

炭酸を注ぐと、バニラの香りが一気に弾け、甘く香ばしいアロマが立ち上がります。口に含むと、爽快な泡の中にやわらかな甘みと軽いウッディさ。後味はすっきりとキレよく、どんな料理にも合わせやすい万能な仕上がりです。唐揚げや焼き鳥など、油のある料理のリセットにも最適。

香り：バニラ、甘い樽香、軽いナッツのニュアンス
味：炭酸で軽やかに、甘みとキレが共存
余韻：短く爽快。香りがふんわり残る

👉 「甘く香り高い定番ハイボールを楽しみたい方」におすすめ。

他銘柄との比較と選び方の目安

銘柄	味の特徴	おすすめタイプ	価格帯
角瓶	バニラ香・すっきり・軽快	食中派・ハイボール好き	約1,500〜2,000円
ブラックニッカディープブレンド	香ばしく濃厚、夜向き	コク重視・濃い味派	約1,500円
トリスクラシック	軽くてマイルド	毎日気軽に飲みたい方	約1,000円