【飲み比べレビュー】サントリーリザーブ・ローヤル・オールド|初めて買うならどれがおすすめ?

ボトル ジャパニーズウイスキー

「角瓶は飲んだことあるけど、もう一歩上のサントリーウイスキーに挑戦したい」
「リザーブ・ローヤル・オールドってよく見るけど、正直どれを選んだらいいの?」

そんな方に向けて、今回はサントリーの代表的な3本—— リザーブ・ローヤル・オールドを飲み比べました。
筆者が所有しているのは、オールドの2025年・巳年モデル(干支ボトル)ローヤルのスリムボトル版。実際に手元で開けて、ストレート・ロック・ハイボールでテイスティングしています。

結論:
・「安心感と落ち着きを求めるならオールド
・「特別感とリッチさを味わいたいならローヤル
・「華やかで軽快な飲みやすさならリザーブ

👉 どれを選んでも、日本のウイスキー文化を支えた名品。気分やシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

基本情報と位置づけ

サントリーのブレンデッドウイスキーは、昭和から令和まで長く親しまれてきました。 なかでも「リザーブ」「ローヤル」「オールド」は、角瓶より少し上のランクとして人気を集めています。
発売年で見ると、オールド(1950年)→ローヤル(1960年)→リザーブ(1969年)と続き、 まさに昭和を代表する三本柱といえる存在です。

銘柄発売年アルコール度数価格帯特徴キーワード
サントリーオールド1950年43%約2,000円まろやか・落ち着き・安心感/2025年・巳年モデルレビュー
サントリーローヤル1960年43%約3,500〜4,000円華やか・リッチ・まろやか/スリムボトル版レビュー
サントリーリザーブ1969年40%約3,000円華やか・軽快・フルーティー

3本の歴史と背景

サントリーの「オールド」「ローヤル」「リザーブ」は、ただの定番ウイスキーではありません。 実はそれぞれが発売された時代背景を色濃く映しており、日本人とウイスキーの関わりを物語っています。

サントリーオールド(1950年発売)

戦後復興のただ中で登場したのがオールドです。 日本人の味覚に合う“やわらかなブレンデッド”として開発され、丸みのあるボトルデザインから「だるま」の愛称で親しまれました。 1970〜80年代には「オールドを飲むことがステータス」とされ、テレビCMでも国民的存在に。 筆者が所有しているのは2025年・巳年モデル(干支ボトル)で、 赤いラベルが印象的。中身は通常版と同じですが、特別感のある一本として楽しめます。

サントリーローヤル(1960年発売)

1960年に登場したローヤルは、サントリー創業者・鳥井信治郎が晩年に手掛けた集大成ともいえる一本です。 「日本人のための最高のウイスキー」を目指し、華やかさとリッチさを兼ね備えた味わいを追求。 丸みを帯びたクラシックなボトルは贈答用としても人気を集め、特別な日の象徴として位置づけられました。
※レビューで使用したのはスリムボトル版。中身はクラシックボトルと同じです。

サントリーリザーブ(1969年発売)

昭和後期、若者を中心に「モダンで洗練されたウイスキー」として登場したのがリザーブです。 当時は白州モルトをキーに採用し、華やかでフルーティーな味わいが人気を集めました。 黒いラベルとスタイリッシュなデザインは都会的なイメージを演出し、今なお“軽快で華やか”という印象を持たれています。

テイスティング比較

サントリーオールド(2025年・巳年モデルで試飲)

  • ストレート:ドライフルーツやナッツの香り。甘みとコクが広がる大人の味わい。
  • ロック:甘みが前に出て飲みやすさが増す。晩酌向き。
  • ハイボール:華やかさよりも食中に寄り添う穏やかさ。

👉 「クセがなく安心して飲める」「毎日の一杯に落ち着きを求める」人におすすめ。

オールド ストレート
サントリー オールド
オールド ハイボール

サントリーローヤル(スリムボトル版で試飲)

  • ストレート:華やかでリッチな甘み。余韻が長い。
  • ロック:バランスが際立ち、まろやかさと厚みを実感。
  • ハイボール:華やかさが炭酸で広がり、リザーブより贅沢な味わい。

👉 「特別な日用」「ギフトや記念日に贈れるウイスキー」を探している人におすすめ。

ローヤル ストレート
ローヤル ロック
ローヤル ハイボール

サントリーリザーブ

  • ストレート:フルーティーで軽快。華やかな香り。
  • ロック:飲みやすさが際立ち、日常使いに向く。
  • ハイボール:爽快感が強く、唐揚げや和食と相性抜群。

👉 「華やかで軽快な味を楽しみたい」「初心者でも飲みやすい一本」を探している人におすすめ。

リザーブ ストレート
リザーブ ロック
リザーブ ハイボール

3本で楽しむハイボールの作り方

基本の比率はウイスキー1:炭酸3〜4
グラスを冷やし、氷をたっぷり入れてからウイスキーを注ぎ、炭酸を静かに入れて一回だけステアすれば完成です。
ただし、3本にはそれぞれおすすめの楽しみ方があります。

  • オールドのハイボール:柔らかく落ち着いた味わい。唐揚げ、焼き鳥、和食と相性抜群。
  • ローヤルのハイボール:リッチで華やか。単体で「ご褒美の一杯」にふさわしい。
  • リザーブのハイボール:爽快で軽快。飲み会や宅飲み、友人との乾杯にぴったり。

シーン別おすすめ

  • 日常の晩酌に → オールド:安心感があり、毎日の一杯にちょうどいい。
  • 週末のご褒美に → ローヤル:リッチで余韻が長く、特別感を演出。
  • 友人との宅飲みや気軽な一杯に → リザーブ:華やかで軽快。ハイボールが映える。

まとめ|おすすめポイント

  • オールド:1950年発売。まろやかで落ち着き。2025年・巳年モデルは特別感のある一本。
  • ローヤル:1960年発売。華やかでリッチ。スリムボトルでも中身は変わらず贅沢。
  • リザーブ:1969年発売。華やかで軽快。初心者や宅飲みのハイボールにおすすめ。

サントリーのリザーブ・ローヤル・オールドは、それぞれが異なる個性を持ちながらも、 共通して「日本人にとって飲みやすく、生活に溶け込むウイスキー」である点が魅力です。

👉 初めての一本選びで迷っているなら、まずは自分のライフスタイルに合ったものから選んでみてください。

そして、機会があれば3本すべてを試してみてください。
同じサントリーのブレンデッドでも、こんなにも個性が違うのかと驚かされるはずです。
👉 その違いを感じる瞬間こそが“飲み比べの醍醐味”であり、ウイスキーをもっと楽しむ第一歩になるでしょう。

余韻のひとこと:昭和の三本柱、それぞれの個性が今も生き続けるクラシックウイスキー。

今回紹介した3本をチェック

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